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投資家心理と言いましても、私は心理学者ではありませんので、学術的な心理分析は出来ませんが、私の投資経験も絡めて投資家の心理について、私なりに話したいと思います。
では、外国為替に限らず株式や先物取引などで、「なぜ、投資するのか?」と言えば答えはひとつです。ただ単に儲けたいからという理由が大勢を占めるのではないのでしょうか?
私もその一人です。
儲けたいと思う心は、やはりお金に対する欲望からきていると私は考えますが、時として、この欲望が投資の上では邪魔になることが多々あります。人間、欲があるから色々な行動に出るのですが、いざ投資に関しては欲をかくと、大抵失敗することが多いと思います。
私の経験では、為替取引で、やはり欲に負けて大損をした経験が多々あります。損をするときの心理を振り返ってみると、利益が乗っているのにもう少しレートが上がるのではないかと決済もせずにいるうちに、暴落してしまい、あっというまに強制決済(いわゆるマージンカット)されてしまったという典型的なパターンです。
このとき取引をしていた通貨ペアはポンド/円です。このポンド/円という通貨ペアは一日の為替レートの変動が2円、3円は当たり前という通貨ペアです。価格変動が大きい=儲かるという図式が私の頭の中を占めていて、価格変動が大きい=損失も大きいということを忘れてしまっていたんですね。
このときの損失を取り戻すにはかなりの時間がかかりましたが、取り戻せた理由はといえば、このときの経験から、欲をかかずにコツコツと利益を積み重ねたからに他なりません。
やはり投資においては、欲望やあせり(早く儲けたいという心理)は禁物です。
「FX外国為替証拠金取引」においては、資金に余裕をもって、淡々と利益を積み重ねるのが大事ですね。とはいえ人間ですので、悟りの境地でも開かない限り、欲望は常に人間の行動を後押ししてしまう場合が多いと思いますが、そういったときは相場から一時離れてみるのもひとつの手だと思います。
相場のことは2〜3日考えずに、リフレッシュをして新たな気持ちで投資をするのも欲望を抑えるにはいいかと思いますが、皆さんはどう思われますか?
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