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為替市場の為替レートは常に変動しています。当たり前のことですが、ではなぜドル円が円高や円安に向かうのかはっきりとした理由は、わからないと思います。なぜならば、ひとつの要因だけでは簡単に相場は動かない(長期的には)ということです。
大小、様々な変動要因が重なって、いずれ長期的なトレンドが形成されていくものと考えれば、相場に逆らわず取引を続けていけるのではないかと個人的には思いますが、皆さんはどう考えますか?
では、一般的に為替相場の変動要因としては、まず、ファンダメンタルズ要因(経済の基礎的諸条件)が挙げられます。ファンダメンタルズ要因として特に為替相場に影響を与えるものとしては、基軸通貨である米ドルを持つ、経済大国である、アメリカ合衆国の各経済指標があります。
主なものとしては
貿易収支
外国との物品の輸出入の収支のことを言います。
経済成長率
GDP(国内総生産)が代表的な指標です。GDPは国の経済成長率を表す指標で、一定期間内に国内で新たに生産された物やサービスの付加価値を集計したものです。
雇用統計
失業率(労働人口に占める失業者の割合)
金利政策
一般的に資金は、金利が高い方に流れます。金利が上昇すると、その国の通貨が買われ、必然的に高くなります。
などが挙げられ、この経済指標が発表されるときは、その指標の数値が予想よりも大きくかけ離れると為替レートが大きく変動しますのが、短期的なことが多く、長期的なスタンスで投資している方は、影響が少ないと思います。
やはり、短期的な為替レートに惑わされると損失につながることとなりますので、長期的な展望をもって、取引をするのが、利益につながると考えます。ミクロ的な視野とマクロ的な視野とバランスよく、為替相場を見ていくことが大切ですね。
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