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為替相場は日々刻々かつ大幅に変動し、輸出入だけでなく、景気の動向に大きな影響を及ぼしますので、1998年の外為法の改正までは、個人では外国為替の取引は出来ませんでした。
外国為替銀行とは、外国為替公認銀行のことで、旧大蔵大臣の認可を受けて、外国為替の取引を行うことのできる銀行をいいます。以前は、外国為替取引は、外為法によって、外国為替公認銀行と取引することと制限されていましたが、これを「為銀主義」といいます。
これらの外国為替銀行を中心に外国為替市場が構成されて、この市場のことを「インターバンク市場」(銀行間市場)と呼ばれるようになりました。
1998年の外為法の改正により、「為銀主義」は撤廃され、外国為替公認銀行とでなくても、企業間や個人でも外国為替取引が自由に行われるようになりました。
特に最近では、個人向けに「FX外国為替証拠金取引」を扱う業者が増え、個人投資家による外国為替の取引が活発に行われていますが、外国為替市場では依然として銀行を中心に外国為替の取引が行われています。
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