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外国為替と聞くと、多くの人がテレビのニュースなどで報道されている「現在の東京外国為替市場では、1ドル、117円50-55銭で取引されています。前日に比べて35銭円安です。」といったアナウンスを思い浮かべると思います。
こういった米/ドルやユーロ/円といった2国間の通貨の売買をし、その値動きによって利益を得たり、時には損失を出したりするのが外国為替取引です。
現在のFX外国為替証拠金取引は、個人でも自由に外国為替証拠金を扱っている業者を通じて、電話やインターネットの媒体で取引できますが、かつてはインターバンク市場(銀行間市場)において、銀行と銀行でしか取引できませんでした。
銀行間取引では、100万ドル単位で取引されている為替取引ですが、個人では100万ドル単位の取引は、到底無理な話です。そこで1998年の外為法の改正を機に、個人でも外国為替取引が出来るように開発されたのが「FX外国為替証拠金取引」です。
「FX外国為替証拠金取引」は、インターバンク市場で行われている取引単位100万ドルの外国為替取引を1万ドル単位まで小口化して、実際の外国為替取引の10分に1程度の証拠金で行えるようにした取引です。
近年、個人投資家がこの「FX外国為替証拠金取引」に多く参加するようになり、活発に為替取引が行われており、一説には米ドル/円の水準が個人投資家の買いによって、ドル高に推移しているとまで云われるほどです。
実際には、インターバンク市場は、巨大なマーケットですので個人投資家の買いで為替レートが大きく動くことはないと思いますが、それだけ現在の「FX外国為替証拠金取引」が人気を呼び、活発に取引が行われているということでしょう。
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